歴史に残る名車のボディスタイル
最近では、ガソリン駆動から電気自動車への移行がとても話題になっていますよね。しかし実際のところ、自動車業界はまだまだ歴史が浅く、誕生から150年ほどしか経っていないのはあまり知られていない気がします。この150年間で様々な技術が発展していった為、自動車の進化に意識がいかないのはある意味では仕方のない事かもしれません。恐らく昔の人が、現代の進化したスポーツカーを目にしたら、きっと腰を抜かす程驚くことでしょう。逆にいえば、今から50年後には、空中で車が飛び交っているかもしれません。
未来の車の事を考えるのも楽しいですが、昔のクラシックカーも変わらずに強い人気を博しています。そんなクラシックカーの中でも名作として世界のコレクターが大興奮してしまう様な名車を何台かご紹介させて頂きます。
バルケッタ(BARCHETTA)
イタリア語で「小舟」を意味するバルケッタは、イタリアの2シーター・レーシングカーで、オープン、もしくはフルオープンになるルーフは当時ではかなり斬新なスタイルだったと言われています。バルケッタは1950年代に人気を博したものの、やがて生産が中止され今ではかなりレアな一台になってしまいましたね。
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トーピード
当時は“魚雷のような車体”とも言われていたトーピード自動車は流線型のボディーラインがとても素敵なクラシックカー代表の様な車。
今は流石に街中で走っている姿を見ることは無いに等しいものの、昔の白黒映画などで出てくるこの車に憧れを抱くマニアは私含めて未だに多いはずです。
バケ(BAQUET )
20世紀初頭のヨーロッパでは、非常にポピュラーなボディタイプ。2列シートで、馬の引く馬車のような形をしていて、フロントドアやフロントガラス、ルーフがないことが多いです。
この車名の語源はご存知ですか?「BAQUET 」とは「浴槽」のことで、まさにそのような形をしていたことから名づけられました。この奇妙な車の別名は、「ツーリングカー」または略して「ツアラー」と呼ばれていたそうです。
フェートンスタイルの車
1900年代初頭に大流行したオープンルーフタイプのクラシックカー。その作りから風雨から身を守る術は一つも無かったにも関わらず、それでも30年ほどの間、絶大的な人気を博しました。
フェートンボディタイプの代表的なクルマは、「ハドソンフェートン」「スチューデベーカー」「イソッタフラスキーニ・ティーポ8サラ」「1934年フォード・モデルB」「トヨタABフェートン」などがあり、どれも最高にカッコいい車ばかりです。
ベルリネッタ(BERLINETTA)
ベルリネッタはイタリア語の名前で、直訳すると「小さなサルーン」。当時としてはかなり高性能の屋根付きクーペとして人気を博しており、現代で言うとテスラの高級自動車が初めて登場した時の様な衝撃があったとか。当時は速さに特化した車は少なく、そんな時代においてレーシングタイプのベルリネッタはかなりの人気があった名車中の名車です。
フェラーリ、アルファロメオ、マセラティなど超高級車としての知名度を確実にした車も、ベルリネッタの影響を非常に強く受けた事はかなり有名な話ですね!